先日「カミハタ デザートブレンド」という爬虫類専用の床材を購入し、我が家で飼っているロッシー(ロシアリクガメ)のケージに入れました。
リクガメの床材選びは本当に悩ましいところで、今まで赤玉土・鹿沼土・チモシー・新聞・バークチップなどなど、あらゆるものを試してきました。リクガメ床材はどれも一長一短あって難しい!とつくづく感じます。
今回は「カミハタ デザートブレンド」の使用感のレビューをしていきます。他の床材と比較してのメリットやデメリットを書いていければと思います。
使用量の目安としては、60cm水槽で約2.2~4.4kg / 90cm水槽で約4.4kg~8.8kgとなります。
赤玉土 vs カミハタ デザートブレンド
デザートブレンドを使う前は、リクガメ床材に「赤玉土」を使っていました。
赤玉土のメリットは下記の通りです。
一方で、赤玉土には次のようなデメリットがありました。
(写真は赤玉土の使用例。粉塵化さえしなければ、とても使い勝手の良い床材なのだが……)
赤玉土の最大の問題は「粉塵化しやすいので短いスパンで床材の総入れ替えをしたいのだけれど、大型可燃ゴミとして捨てられない」ということです。
おそらく市区町村の方針によって、赤玉土のゴミの扱いは変わると思うのですが、うちの地域だと可燃でも不燃でも出せなくてほんと困っています。(少量なら可燃で捨てられるものの、細かく何回にも分けなければならず……)
赤玉土の評価についてはこちらの記事にも書きました。
カミハタ デザートブレンドのメリット・デメリット
この使用済み赤玉土の処分問題にほとほと悩まされてしまって、それで「カミハタ デザートブレンドクラシック」を導入しました。
デザートブレンドは原料が「クルミの殻」ですので、可燃ゴミとして堂々とゴミ捨て場に出せます。床材の総入れ替えが必要になったときも、本当に楽です。
したがってデザートブレンドのメリットはこのようになります。
もちろん、万能ではなく短所もあります。デザートブレンドのデメリットは次のとおり。
エサに粒がくっつく問題については、かなり大きめの餌入れを用意することでなんとかなるかと。餌入れの上でうまく食べてくれたら良いのですが、我が家のロッシーはエサを皿から引きずり出してしまいます(困った)。
(デザートブレンドの使用例。赤玉土と比べると粒が小さいが、粉塵化はしづらい。もちろん定期的な総入れ替えは必要)
ビバリア ウォールナッツサンド vs カミハタ デザートブレンド
デザートブレンドと似ている爬虫類用床材として「ビバリア ウォールナッツサンド」という製品もあります。こちらの方が、重量あたりの価格は安いです。
ウォールナッツは「くるみ」をお洒落に言い換えた言葉ですので、こちらのウォールナッツサンドの方もデザートブレンドと同じく「クルミ殻」を原料としています。
私もウォールナッツサンドをリクガメ床材として使ったことがあります。
ウォールナッツサンドとデザートブレンドの違いは次のとおりです。
- 価格
- 原産国
- 粒の色合い
- Amazonレビュー
価格についてはすでに述べたとおり、ビバリアのウォールナッツサンドの方が安くてGOODです。(販売価格はショップや時期によってもそれなりに変動します)
原産国は、ビバリア ウォールナッツサンドが中国、カミハタ デザートブレンドクラシックがアメリカ合衆国です。おそらく価格差はここから来ているのかと。
粒の色合いは、ウォールナッツサンドの方が白っぽく感じられます。
あとウォールナッツサンドはAmazonのレビューを見てみますと、異物の混入や臭いについての批判的なコメントがいくつかあり、それがやや気になるところです。私が以前にウォールナッツサンドを購入したときは、とくに異物や臭いの問題はありませんでした。
このあたりの理由があり、我が家では(少々値段が高いものの)品質が良さそうな「カミハタ デザートブレンド」を床材として選んでいます。
カミハタ デザートブレンドのまとめ
以上、カミハタ デザートブレンドの購入レビューでした。個人的に床材としての点数をつけるのであれば、デザートブレンドは82点くらいの優良床材です。
とはいえ、90cm以上のケージとなると床材の価格もそれなりに負担となるので、もう少し安くて良い床材がないかは今後も探していきたいです。
※ちなみにカミハタ デザートブレンドは「クラシック」表記のある製品とない製品とがありますが、私はクラシックの方を使っています。クラシックは粒サイズが約1mmであるのに対して、無印版は粒サイズが約2mmとのこと。
コメント