以前は「カミハタ デザートブレンド」をメインに使っていたのですが、今は「ニチドウ ハ虫類マット」をリクガメ(ホルスフィールド)の床材にしています。
実際に1年ほど使ってみた所感を書いていこうと思います。
床材入れ替えの際は、楽天で3袋まとめ買いしています。1袋だけ買うよりも700円/袋くらい安くなります。
写真をご覧の通り、袋の表面と裏面とでパッケージデザインが大きく変わります。(同一製品です)
ちなみにこの床材は「日本動物薬品株式会社」が販売しています。愛称はニチドウで、熱帯魚の治療薬・水質調整剤・飼料、エアーポンプなど飼育用品を幅広く手がけている日本の会社です。
「ニチドウ ハ虫類マット」の良かったところ
リクガメ床材のなかでは定番である「赤玉土」と比較すると、ニチドウ ハ虫類マットは次の点が良かったです。
- 粉塵が発生しづらい
- 燃えるゴミとして処理できる
赤玉土最大のデメリットは「長期間使用していると土が極めて細かい砂状(粉塵)になって宙を舞ってしまう」というものがあります。
もっとも、粉塵化する前に床材交換すれば済む話ですが、ここで赤玉土のもう一つの短所「燃えるゴミとして捨てられず処理に困る」が妨げになります。私の住んでいる自治体だと、赤玉土は可燃ゴミでも不燃ゴミでも出せず、本当に困っています。
その点、ニチドウ ハ虫類マットは再生パルプをペレット化したものであり、燃えるゴミとして堂々処分できます。
加えて、ハ虫類マットは床材の性質上、粉塵にはなりづらいです。過去に使用していたデザートブレンドやウォールナッツサンドも比較的粉塵になりにくい床材でしたが、ハ虫類マットはそれよりも優秀であると感じます。
ハ虫類専用土のなかでも定番の「カミハタ デザートブレンド」と比較をすると、ニチドウ ハ虫類マットは次の点が良かったです。
- 吸水力が高い
- コストパフォーマンスに優れる
- エサに砂粒がくっつかない
吸水力は赤玉土と同等レベル。カミハタ デザートブレンドよりもやや優れるといった印象です。脱臭・除菌効果もありダニも寄り付きにくいそうです。
ニチドウ ハ虫類マットは3袋まとめ買いすると安く、送料込みでAmazonだと2,441円(814円/袋)、楽天だと2,370円(790円/袋)くらいです。※記事執筆時点
ペットショップの実店舗でも、900円を切る価格で置いているところが多いです。
1袋1,300円程するデザートブレンドよりもコストパフォーマンスに優れると言えます。
そしてデザートブレンドと比較したときの最大の長所が
「エサに砂粒がくっつかない」
ことです。
デザートブレンドやウォールナッツサンドでは、リクガメが餌入れからエサを引きずり出してしまったときに、エサ(野菜)に砂粒がかなりくっついてしまう問題がありました。もちろん誤飲しても安全な素材ではあるものの、あまりパクパクと口に入ってしまう点は気になっていました。
対してハ虫類マットでは、濡れた野菜が餌入れから落ちてしまっても、粒が大きいため葉にくっつくことがほとんどないです。
これが実際に使ってみて分かった最も大きなメリットです。
「ニチドウ ハ虫類マット」の悪かったところ
ニチドウ ハ虫類マットは全体的に優秀なリクガメ床材であると言えますが、短所がないわけではありません。使ってみて感じたデメリットは次の通りです。
- リクガメ幼体にはおそらく向かない
- 穴が掘りづらい
- 排泄物を掃除するときに糞を見つけづらい
本床材は長さが1.5cm程度ある細長いペレット状で、粒が大きいです。したがってまだ小さなリクガメ(幼体)には不向きであると考えられます。粒が大きすぎる床材ですと、歩行しづらいからです。
ふたつ目として、やはり粒の形状・大きさが理由で、他の床材と比べると穴が掘りづらいです。ホルスフィールドリクガメ(ロシアリクガメ)等の穴掘りを習性とする種で、かつ「床材に潜る」のが好きなリクガメですと、本床材に交換すると戸惑いを覚えるかもしれません。
三つ目に、色の関係で糞を見つけづらいです。ウォールナッツサンドやカルシウムサンドであれば白系統の色であるため糞をすぐに見つけられるのですが、本品は色が黒っぽく細長い形状であるため、掃除のときに排泄物を見落としがちです。
粒が大きいゆえに、排泄物が底の方に隠れてしまいがちな点も短所であると言えます。
とはいえこれは慣れの問題で、リクガメがいつも排泄する場所付近をスコップでザクッと掬って床材ごと処分すればなんら支障になりません。
総評
「ニチドウ ハ虫類マット」は室内飼育時のリクガメ床材として、おそらく最適解とも言える使い勝手の良い床材です。
5年近く「カミハタ デザートブレンド」の方を使用していましたが、これからはニチドウ ハ虫類マットの方をメインで使用していこうと考えています。
購入はこちらから。本記事執筆時点では、送料を加味しても楽天市場で3袋まとめ買いするのが最もコスパに優れます。
他のリクガメ床材については
こちらの記事でもまとめてレビューしています。お役に立てましたら幸いです。
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