チンゲンサイ(リクガメのエサ考察)

青梗菜(ちんげんさい)は、リクガメ餌としても定番中の定番のポピュラー野菜です。スーパーで年中手に入りやすく、おまけに価格も手頃です。カルシウムとリンのバランスも良く、リクガメの嗜好性も高い優れた飼料です。

カルシウムも豊富ですが、他にβカロテン、ビタミンC、カリウム、鉄なども豊富に含みます。詳細なデータは次のとおりです。

チンゲンサイのカメエサ評価

カルシウム量可食部100gあたり100mg
カルシウム:リン比3.7:1
嗜好性茎の部分も含めてよく食べる
価格年中価格が安定している。1束60円台から購入可能。
総合評価71点リクガメのエサとして優秀。主食メニューのひとつに加えられる。

チンゲンサイはカルシウムが豊富!

リクガメとチンゲンサイ

チンゲンサイは葉物野菜のなかではカルシウム量が多く、可食部100gあたりにおよそ100mgのカルシウムが含まれます。カメエサのなかでは、大根葉・カブの葉・モロヘイヤ・ツルムラサキに次いでカルシウムが豊富です。リンとの比率も約3.7:1と、市販野菜のなかでは優れています。カメエサの優等生といった感じです。

市販野菜のなかでも手に入りやすいですし、チンゲンサイと小松菜を主食のベースにして飼育されている方は多いかもしれません。春~夏頃は、それに加えて野草を給餌メニューに加えると最適です。

安くて手に入りやすい!

チンゲンサイは1束60円台で購入でき、3束セットだと100円台で売られていることもあります。基本的にどこのスーパーでも手に入るため、年中重宝します。

最近では「ミニチンゲンサイ」と呼ばれる一口サイズのチンゲンサイも売られています。そちらはやや高いですが、子ガメに食べさせるには良いかもしれません。真夏にも真冬にも売られているチンゲンサイですが、一応旬は春・秋のようです。

関東の方であれば、茨城・静岡・群馬県産のものが入手しやすいでしょう。関西圏だと、兵庫県・京都府産のチンゲンサイも売られています。

リクガメの嗜好性と食べさせ方

人間の場合は茹でて料理に使いますが、カメ餌の場合は生のまま与えて大丈夫です。葉っぱだけでなく、茎の部分もムシャムシャと喜んで食べます。

リクガメは野生下では果肉植物やサボテンなどを食したりしますが、チンゲンサイの茎の食感もそれらに似ているのではないかと思われます。茎は食べごたえ満点で栄養も豊富なので、食べ残す部分が少ないのは良いことです。

与える前は、水で軽く洗っておいた方が良いでしょう。チンゲンサイは茎と茎とのあいだに虫が入り込んでいたり(とくに梅雨時は)ナメクジがくっついていたりもします。その点だけは注意が必要です。

カメ餌のなかでも優秀で使い勝手の良い野菜ですが、チンゲンサイのみを主食とするのはよくありません。他の野菜や野草と組み合わせて、バランスの良い給餌メニューとなるよう気をつけましょう。

(終わり)

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