小松菜(リクガメのエサ考察)

小松菜(こまつな)といえば、チンゲンサイと並んでリクガメ餌としてはポピュラーで、手頃な価格で年中手に入るのがありがたい野菜です。

小松菜はカルシウムが豊富な野菜で(スーパーで買える市販野菜のなかでは)大根葉、カブの葉、水菜の次にカルシウムを多く含みます。リクガメは甲羅の成長に多くのカルシウムを必要としますので、小松菜のような高カルシウム野菜は飼料としても重宝しますね。

小松菜のカメエサ評価

カルシウム量 可食部100gあたり170mg
カルシウム:リン比 3.8:1
嗜好性 葉・茎ともに好んで食べる
価格 年中安いです。5束セットでも100円台で売られています。
総合評価 82点 市販野菜のなかでは申し分なく優秀なリクガメ飼料です。

カルシウム豊富でコストパフォーマンスが良い小松菜

リクガメと小松菜

小松菜の可食部100gあたりには170mgのカルシウムが含まれます。ちょっとイメージしづらいですが、カルシウム170mgといえば牛乳コップ0.8杯分くらいです。もちろんリクガメに牛乳を与えてはいけませんが、小松菜のカルシウムの多さがよく実感できます。

その他の栄養素ですと、小松菜にはβカロテンが3100μgも含まれます。(100gあたり)「βカロテンって何?」と思われるかもしれません。βカロテンは体内でビタミンAへと変換されるため、要はビタミンAのことだと考えても差し支えありません。

ビタミンAはリクガメにとっても重要な栄養素で、目や粘膜系の病気予防のためにも欠かせません。バランスの良い野菜・野草からビタミンAを摂るのが、リクガメにとっての理想ですね。

カルシウム含有量自体は、大根葉の方が優れています。(前回の考察記事参照→ 大根葉(リクガメのエサ考察)

しかし、大根葉には2つの短所がありました。ひとつは「スーパーによっては高価であること(300円以上する)」もうひとつは「冷蔵庫で日持ちしにくい(すぐに萎びる)こと」です。

それと比較すると、小松菜は「どこのスーパーでもだいたい値段は同じで、安く買える」「冷蔵庫の野菜室でも3日くらいは萎びない」といった、大根葉を補う長所があります。

ふつうに(人間の)料理に使うときも、味噌汁に入れたり煮浸しにしたりと使い勝手が良い野菜です。(チンゲンサイや大根葉だと咄嗟に献立が思い浮かばないですね)コストパフォーマンスや利便性の高さでは、小松菜はリクガメエサとしても非常に優秀だといえます。

小松菜の選び方と保存方法

基本的にスーパーで「小松菜」として売られているものでしたら何でも良いです。葉っぱの緑色が鮮やかで生き生きとしているものが良いですね。たまにナメクジがくっついていたりしますが、取り除いて洗えば問題ありません。

ちなみに「つまみ菜」は小松菜(もしくは大根・かぶ)の若芽を収穫したものです。これもリクガメの良いエサとなりますが、栄養価は若干異なります。(カルシウム量はつまみ菜も極めて優秀です)

小松菜は乾燥には弱いので、冷蔵庫の野菜室で保存する際は、湿らせた新聞紙に包んでおくと良いです。加えて、寝かすよりも立てて保存した方が長持ちします。(とはいえ、あまり持つものでもないですし、買ったら2・3日のうちに使い切るのがベターです)

あと小松菜は冷凍保存も可能なのですが、これは「茹でて調理する用」です。冷凍を解凍したものをリクガメに与えるのはオススメしません。子ガメの場合は、小松菜の「使いきりパック」という少量のものがスーパーなどで売られていますので、利用するのが良いでしょう。

(市販の小松菜、滋賀県産。3束以上入って119円ととってもお買い得)

小松菜の食べさせ方、リクガメの嗜好性

軽く水洗いして生のままあげて大丈夫です。茎も好きです。茎をあげないのは勿体無いです。

食べにくいようであれば、手で持って与えるとムシャムシャと食いつきます。ちなみに私は小松菜を手渡しで食べさせているときに、うっかり指を噛まれてしまったことがあります。リクガメに噛まれると痛いですし、感染症リスクもあります。手渡しで与える際は噛まれないよう注意しましょう。

小松菜は優れたリクガメ飼料ですが、小松菜ばかりに頼り過ぎるのはよくありません。毎日が小松菜だとリクガメも飽きてしまいますし、リクガメは思った以上にグルメです。できるだけ多くのバリエーションの野菜・野草と組み合わせて、バランスの良い給餌メニューを目指しましょう。

(終わり)

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