リクガメとシロツメクサ・アカツメクサ(野草のエサ)

シロツメクサ

私たちがクローバーと呼んでいる植物のほとんどは、シロツメクサのことを指します。シロツメクサは、昔には荷物の緩衝材として用いられたり(ツメクサの由来)、あるいは白い花から蜜を取って食用にしたりしました。

公園で「四つ葉のクローバーを探そう」と必死になって葉っぱを掻き分けた子ども時代が懐かしいですね。あの葉っぱはシロツメクサの葉なので、リクガメのエサにもなります。白い花も喜んで食べるでしょう。

クローバーを食べるリクガメ
(クローバーを食べるリクガメ)

シロツメクサをリクガメにあげるときの注意点

シロツメクサをリクガメのエサとするときの注意点は、ふたつあります。

カタバミとの混同

ひとつめは、リクガメにとっては有害植物である「カタバミ」と見間違えやすいこと。カタバミは、人間は食用にしたりもしますが、リクガメにとっては良くありません。葉に含まれるシュウ酸の刺激が強いからです。シロツメクサもカタバミも葉が「三つ葉」で植生も似ているため、よく混同されます。

見分け方は、シロツメクサは葉の先が丸い(トランプのクラブのマークを想像してください)のに対して、カタバミの葉は先端が凹んでいてハートの形をしています。よく、お絵かきでクローバーの絵を描くときに、葉っぱの形をハートマークにしますが、あれはクローバーではなくカタバミになってしまいます。クローバー(シロツメクサ)とカタバミ、間違えないようにしましょう。

なお、シロツメクサは花期であれば特徴的な白い花がたくさん咲くので、見間違えることはないでしょう。ちなみにカタバミの花は、「黄色か紫色」です。傾向として、クローバーは日当たりの良い場所に、カタバミは日当たりの悪い場所に咲きます。

クローバー
(クローバーの写真)

カタバミ
(カタバミの写真)

四つ葉のクローバー

幸せのお守りとして人気の高い「四つ葉のクローバー」ですが、突然変異だとか異常成長だとかといったことを考えると、リクガメにあげて良いものか悩ましいです。四つ葉の発生要因は実のところさまざまな議論があり、はっきりとはよく分かっていません。

「四つ葉のクローバーがたくさん見つかるような土地では、じつは土壌汚染が深刻になっている」といった言説も見かけますが、科学的根拠はありません。遺伝要因でも四つ葉のクローバーは発生するため、あまり気にすることはないかと思われます。野草採取はできるだけ環境汚染の進んでいない場所を見つけて、行いたいものです。

アカツメクサ

アカツメクサはポピュラーな食用野草のひとつです。花の部分も、葉の部分も食べることができます。赤い花は、色を認識するリクガメの目にも止まりやすく、嗜好性も高いと言えます。実際にアカツメクサをあげてみると、カメは葉に目もくれず真っ先に花の部分にかぶりつきます。

アカツメクサとリクガメ
(アカツメクサの花に興味を示すリクガメ)

アカツメクサは、公園や河川敷など、日本の幅広い場所で見つけることができます。シロツメクサよりも背丈が高く、葉も大きいため、比較的採取の容易な野草でしょう。

見分け方は花や葉を観ます。同じ三つ葉でも、シロツメクサより細長くてちょっと尖っているのが特徴です。アカツメクサの他にムラサキツメクサという種もありますが、この系統の野草はすべてリクガメに食べさせることができます。

アカツメクサ
(アカツメクサの写真。シロツメクサよりも背丈が高く、たくさん採れる)

花の時期が過ぎると種子ができますが、この部分は取り除いておくと良いでしょう。茎は硬いため、リクガメは食べないことが多いです。ただ勝手に残すため、あえて取り除いてあげる必要はありません。

(終わり)

コメント

タイトルとURLをコピーしました