水菜(京菜)リクガメのエサ考察

水菜はアブラナ科の植物で、鍋の具材や和風サラダとしても定番の野菜ですね。もともと京都を中心として、関西地域で親しまれてきた野菜であるため「京菜」の別名を持ちます。

水菜はカルシウムやビタミンAが豊富で、リクガメのエサとしても優れています。この記事ではリクガメ飼料としての水菜を考察していきたいと思います。

「水菜」のカメエサ評価

カルシウム量可食部100gあたり210mg
カルシウム/リン比3.28:1(市販野菜のなかでは良い方)
嗜好性あまり食べない or 茎は残す?
価格1袋150円程度(4束くらい)
総合評価60点カメエサのサブ~メインメニューとして使用できる。

水菜はカルシウムが豊富!

リクガメと水菜

水菜は実はカルシウム量の多い野菜で、リクガメエサとして定番の小松菜よりも若干多いくらいです。

可食部100gあたりのカルシウム量は、小松菜で170mg 対する水菜は210mgです。もっともカルシウムとリンのバランスでは、小松菜が「3.77:1」、水菜が「3.28:1」ですので、小松菜の方がやや優れています。

小松菜、水菜ともにリクガメの主食となる野菜です。

βカロテン量は、小松菜が3100μg、水菜が1300μg。ここでも水菜の方がちょっと劣るのですが、それでも水菜のβカロテン量も野菜のなかでは優秀な方です。

リクガメは水菜をあまり食べない?

実際のところリクガメが水菜を食べるかどうかについては、その個体の好みによっても変わってきますので、あげてみないとわかりません。我が家のリクガメは、水菜はあまり食べないですね。

水菜とチンゲンサイを一緒に与えると、チンゲンサイの方に食らいついて、水菜は残すことが多いです。

チンゲンサイであれば茎もむしゃむしゃ食べるのに、水菜の茎は残してしまいます。ここらへんはやはり好みによるといったところでしょうか。

水菜は茎が大変長いので、小さなリクガメに与える際は、細かく切ってあげると良いかもしれません。与えるのは「生」のままで大丈夫です。あく抜きにちょっと水にさらしておいても良いでしょう。

あと「鍋用の水菜」は生のままだと苦いです。人間でも生でサラダにして食べられる「サラダ水菜」もおすすめです。

基本的に「しばらく水につけておく」で、水菜の苦味はやわらぎます。

デメリットは食べる部分の少なさと、日持ちしないこと

水菜

水菜は5束くらい入った1袋で150円くらいでしょうか。価格としては安いのですが、茎をあまり食べないリクガメでは(葉っぱの部分が少ないので)お得感があまりありませんね。

茎を食べてくれるリクガメであれば、水菜も使い勝手の良い主食となるでしょう。

水菜は日持ちしないのが難点です。野菜室に置いておくと、2、3日でフニャフニャにしなびてしまいます。水に濡らしたキッチンペーパーでくるむのが保存方法としては定番です。

面白い方法では「切ったペットボトルに水を入れて、水耕栽培のようにして水菜の根の部分を水に浸しておき、野菜室で保存する」なんてこともできるみたいですね。これはクックパットで知って「へぇ~」と思ったので、リンクを貼っておきます。

☆水菜の保存☆ by ☆KEITY☆ [クックパッド]

水菜は初心者でも育てやすい野菜ですので、家庭菜園をしてみるのもおすすめです。

以上、リクガメ飼育のお役に立てましたら幸いです。

(終わり)

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